チ。―地球の運動について― 第1集 無料 ネタバレ 1巻 ラファウ 地動説 マンガ大賞2021 天文学 試し読み  

マンガ大賞2021 2位の作品です。

 

 

チ。―地球の運動について― 無料試し読みはこちら
魚豊(うおと) 先生の漫画

チ。―地球の運動について―(第一集)

という漫画をご紹介します。

漫画名 チ。―地球の運動について―
作者 魚豊(うおと)
配信 ebookjapan       U-NEXT

 

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チ。―地球の運動について―(第1集)1巻 見どころ 感想

 

物語は15世紀前半、

ヨーロッパに存在するP国が舞台となっています。

この国の宗教はC教であり、

そのC教の教えに地動説は反していました。

 

地動説を研究したものは拷問を受けることになったり、

火あぶりの刑になったりしていました。

 

この物語の主人公であるラファウは大変優秀な神童で、

12歳にして大学に入学することになりました。

 

もちろんこの時点ではラファウも地動説ではなく天動説を信じており、

大学では進学を学ぶこととなっていました。

しかし地動説の研究を行っていたフベルトと出会うことにより、

ラファウは異端とされていた地動説の研究に関わるようになっていきます。

その後フベルトは研究がバレ死刑となってしまい、

ラファウは一度地動説の研究をやめようとするも、

フベルトの思いを継ぐことを決心します。

 

その後、義父の密告によりラファウが研究していたことがバレ、

裁判にかけられることとなりました。

 

そこで地動説を信じてないと言えばまだ助かったのですが、

フベルトのことを思い出し、地動説を後世に伝えるため、

裁判で地動説を信じていることを宣言しました。

 

その後ラファウは拷問を受ける前に自ら死を選びました。

私がこの作品を通して最も感じたことは、

自分が信じたことを貫き通すことの尊さです。

 

ラファウは自ら死を選ぶことによって地動説の研究資料などを守り、

地動説を後世につなぎました。

 

自分の命よりも自分が正しいと思ったことを

守り抜く姿にとても感動しました。

 

たくさんの人に読んで欲しい作品です。

 

 

第2集 第3集

 

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チ。―地球の運動について―(第1集)1巻|漫画ネタバレ 感想!!

 

第1話

硬貨を捧げれば、パンを得られる。

税を捧げれば、権利を得られる。

労働を捧げれば、報酬を得られる。

なら一体何を捧げれば、この世の全てを知れる?

最初のページはこの文面から始まり、

哲学的だなぁと第一印象。

 

時代は15世紀(前半)、

舞台はP王国某所での出来事

地動説について、この漫画の背景に

なっているようです。

冒頭は、C教の教えに背いた人への拷問、

爪を剥ぎとるシーンがあります。

「ベリッ」ってするところは、

こちらもゾクっとしてしまいますね。

 

「お前ら如きに、心理は支配できないッ!」と

拷問に耐えたのもつかの間、

拷問官から爪68枚見せられたら・・・

 

主人公ラファウはこの時代に、

12歳で大学へ合格するほど賢い子どもだった。

専攻は神学で、C教信徒の役に立つために

選択したとうそぶく。

 

自分自身は「貧困」で「惨め」で

「不憫」で「脆弱」

と詰みの要素満載だったが、

生きるのが物凄く上手かった。

 

ラファウの信条は「合理的に生きる。」

「感情や欲望に惑わされず、

合理的な選択をするれば

この世は快適に過ごせる。」

「合理的なものは、常に美しいのだ。」

その結果、

「清廉」で「聡明」で「謙虚」で「有力」

と思われている。

 

世界チョレ~

ラファウはこの世の中はバカばっかりだ。

と思ってしまうのは、

このような生き方をしてきた結果だからかな。

 

 

ラファウはこれまで天体観測を行ってきたが、

進学するにあたり、ポトツキ(義父)に

やめるように言われる。(フラグ?)

 

 

その夜、部屋の窓から空を見上げ、

天文を続けるのは合理的じゃないって

自分自身に言い聞かせるシーンは、

天文観測が本当に好きなんだなぁ

と思わせられます。

 

翌日、ラファウはポトツキに依頼された

異端者フベルトの身柄を引き取りに出かけた。

 

途中、異端者が磔にされ、

生きたまま火刑にされるシーンを、

目の当たりに、

 

中世末期に行われていた魔女狩りを

イメージしてしまいすね。

歪んだ思想や社会を表現しているシーンかな。

 

城門前でのフベルトと対面

ラファウの愛想を見繕った態度に、

「私は君に利益を与えない。」

「好かれようと作り笑顔なんてしなくていいぞ」

 

世界チョレ~のラファウも人生経験豊富そうな

フベルトに一蹴されてしまいます。

その後の会話のやり取りにおいても、

ラファウの動揺が隠し切れないのは、

やはり12歳です。

 

フベルトはラファウが身に付けているもので、

天文観測を行っている事を見抜く。

 

 

ラファウの蠟版を取り上げると、

ラファウが素晴らしい天文観測の能力を

持っていることに瞬時に把握した。

 

フベルトはかなりの天文観測者らしいですね。

 

実はフベルトは異端とされている研究を

続けるために、改心したと嘘をつき、

保釈されてきたという。

 

なお、異端者は2度捕まると、即死刑とのこと。

 

欺いてでも、また死を覚悟してまでも

研究を続けたい、

その思いから、

ラファウを脅し、天文をやるように命令する。

 

「は、はいっ!やります!」

「めっちゃ やります!」ってセリフは

合理的に生きてきたラファウらしいですね。

 

フベルトを協力する約束したラファウだが、

協力することには葛藤があったが、

フベルトの

「もっといい観測地がある驚くぞ」

という言葉に負け、

観測地へ来てしまう。

 

ラ「す、凄い! 来てよかった!!」

ラ「こんなにクッキリ見えるなんて!」

フ「フ、そうだろ」

 

ラファウチョレ~ って感じました笑

 

禁じられた研究って 一体なんですか?

 

フベルトはラファウに質問に対して、

自分の研究について、語り始める。

 

宇宙がどういう形をしているか知っているか?の

問いに対して、

ラファウは地球が中心で

その周りを他の天体が

複雑に廻っている天動説の図を描いた。

 

この真理は、美しいか?

この宇宙は、美しいか?

君は美しいと思ったか?

とラファウへ問うた。

 

共通の秩序を持たない、混沌としていて、

合理的に見えないのであまり美しくない。

宇宙全体を表せる一つの秩序なんてある訳ない。

そんなこと問題にしてもしょうがない。

 

フベルトはそれは大問題であって、

私は美しくない宇宙に生きたくない。

 

今まさに動いているのは、地球だ

 

ラファウは地球が動いているとういう説に、

面を食らう。

 

さらにフベルトは地球が

2種類の運動、自転と公転している説を示す。

太陽は静止し、バラバラだった惑星は

連鎖して動き、宇宙は一つの秩序に

統合される。

「“美しさ”と“理屈”が落ち合う」

「これが私の研究だ。そうだな それを」

地動説とでも呼ぼうか」

 

合理的なものは美しいと、

常に思っているラファウにとって、

「地動説」に嵌らないわけがない。

 

 

第2話

 

ラファウはフベルトが説いた地動説を

「普通に間違っていると思う」

おかまいなしに否定してきた。

 

理由を三つ並べて

矛盾が多すぎる。何故ジャンプしても同じ位置に着地をするのか?

合ったとして誰が支持するんですか?

そんな直感に命を捧げるのは、愚かだ。

 

それに対して、フベルトは正論だが、

三つ目は反対だ。

「命を張る場面でこそ直感を信じる。」

「信じて間違ったらどうするんですか?」

「構わない。不正解は無意味を意味しない。」

 

「信じて間違ったらどうするんですか?」って

合理的に考えるラファウらしい質問からの、

フベルトの回答。

 

命を懸けて物事に取り組む姿勢は、

今のラファウに理解出来ないでしょう。

 

 

これまでC教の教えに洗脳されて

しまっているので、

地動説ってとらえ方はすんなり頭の中には

入ってこないよなあ。

 

しかしそんなラファウは帰り道に

滑って転んだ時に、

僕が地球で、山が太陽なら?

観測者が動くなら、

静止した対象も・・・

動いて・・・見える・・・?

 

咄嗟の出来事で、固定観念が外れたのか、

自分なり地動説を検証するきっかけとなった。

 

日常でも、思い込みがあると、

それ以上の発想は浮かんでこないので、

ある意味、瞬間的瞑想状態に

なったのかと思います。

 

 

一つ一つ検証していく中で、

ラファウは

「美しいと、思ってしまうッ!!」ほどの、

結果を導き出してしまう。

 

「神が作ったこの世界は、きっと何より美しい」

「知性だけで携えて、小さな頭蓋の中で神の偉業を理解してみせる」

「怖くない人生などその本質を欠く。」

フベルトはその言葉を残し、観測は今日で

終わりとなった。

そして、最後に「天文をやれ。自分の為に。」

 

自宅に帰ると、C教異端審問官のノヴァクに、

ラファウ自身が検証した地動説を説いた蠟版が

見つかってしまうが、

フベルトは自分のものだと言い張り、

ラファウを庇ってしまいます。

 

C教の規則により、2度目は即死刑となり、

フベルトは焼かれて死んでしまいます。

 

ラファウと出会って短い期間であったが、

フベルトはラファウに何かを

見つけたんだなあと。

だからこそ、直感を信じて、身代わりになり、命を差し出したんだと。

 

 

ラファウは別れ際に、フベルトから渡された

ペンダントを元に、地動説の研究資料が

隠された場所にたどり着いた。

 

資料と一緒に入っていた手紙には、

地動説は恐らく証明できない。

自分自身で燃やすことが出来ないので、

貴方に燃やして欲しい。

「貴方の“理屈”は、私の“直感”よりずっと強い」

と書かれていた。

 

ラファウの理屈は、書類を燃やした。

しかし

「僕の直感は地動説を信じたい!!」

燃え盛る炎を一心不乱に消すラファウの表情は、

直感に従い、命を張る覚悟が現れていますね。

これまで合理的に生きてきたラファウが

大きく変化していく場面だと思います。

いいシーンです。

 

場面は変わり、学校での別れの挨拶のさいに、

天文を専攻することを宣言するラファウ。

これまでとは違って、

一回り大きく見るのは気のせいでしょうか。

 

この世はバカばっかりだ。

でも気付いたらその先頭に、僕が立ってた。

本当の僕は、“清廉”でも“聡明”でも

“謙虚”でも“有力”でもなく

“横柄”で“傲慢”で“軽率”で“無力”で

そして今から、地球を動かす。

 

命を張った変化、ラファウとてもカッコよい!!

 

 

第3話

 

木に引っかかったボールを取って、

子供に返したノヴァク。

このノヴァクには娘がいて、

どうやら子供思いはあるようだ。

ノヴァクが異端者宅にて

拷問を行っていると、

先ほどボールを取って

あげた子供が運悪く

帰って来てしまう。

 

目撃した子どもは固まってしまう。

 

実はノヴァクは

元は傭兵らしく、

出家しておらず、

特例で任にあたっていて、

とうてい聖職とは考えられない。

 

ラファウは義父に

天文学をやめ、

神学を専攻するように

迫られる。

 

ラファウは先日行った、

急激な方向転換により、

周囲から気味悪がられ、

進路は極めて危うなっていた。

 

という訳で、

 

あっさりと、

“天文は二度としません”

と普通に嘘をついた。

これはラファウの合理的判断のなせる業ですね。

 

ラファウまずは進学し、

神学から天文に編入し、

3、40年がかりで

地動説を証明したいと

考えていた。

 

12歳で人生のそんな先まで

見据えて、考えるとは

尋常ではないですね。

 

ノヴァクはラファウが

異端者でないかと

勘繰り始める。

さすが、元傭兵だけの

ことはありますね。

そして、鼻が利く。

「そのネックレス」

「異端者(フベルト)の物だろ? 何故してる?」

「これは自戒です」

「異端への怒りと警戒を忘れないようにする為です」

「一応確認するだけするが、本当に関わってないと神に誓えるか」

「勿論」

「誓います。僕は今の宇宙を信じています」

 

ラファウ、

ばれると即拷問される状況なのに、

よくその場で堂々と嘘がつけるなあ。

感心してしまうシーンです。

 

実は、ラファウの義父ポトツキは

過去に地動説を研究していて、

異端の前科があった。

 

その事もあり、

自分の教え子でもあった

フベルトを引き取ったんですね。

 

 

ここで異端者を火刑にする理由が

肉体が灰になっちまうんだ。

最後の審判で復活する身体がなくなる。

 

“善行をした者も悪行をした者も、

最後の審判の日には

全ての人が復活するとされ、

善行を行った者は生命の復活に出て、

悪行を行った者は裁きを受けるために

復活するとされている。”

これをさせないために、

火刑をおこなっているんでしょうね。

 

 

 

ノヴァクは義父ポトツキを訪ね、

「あんたの養子 異端研究をしてうだろう」

と問い詰める。

 

まだ確証がないノヴァクは、

初犯だから、

改心すればすぐ釈放されるから、

密告するように勧め、

その日は帰っていった。

 

密告するか義父ポトツキは迷っていた。

 

そこへやってきたラファウへ

「地動説は、証明できると思うか?」

と尋ねると、

互いの沈黙後、

「はい」と答えた。

 

その夜、ベットに入ったラファウは

思いにふけながら、

眠りについた。

 

眠りにつく前のラファウの表情は、

ノヴァクから疑いをかけられ、

義父ポトツキからは地動説の事を質問され、

明日は捕まることを覚悟したんだなあと。

頭が切れるラファウですから。

 

翌朝、目が覚めるとノヴァクらと

義父が立っていた。

 

「あ、あーー・・・」と声を漏らした。

ラファウ、すぐにそれを察したんですね。

「では、行こうか」

 

ラファウは眠る前にベットの下から、

何かを取り出していました。

今後のことを予測しての対策でしょうか。

 

 

第4話

ノヴァクから牢獄でラファウは、

明日からの拷問について説明をされた。

しかし、拷問を回避する方法は二つあると。

 

明日の裁判で改心を宣言しろ。

そして、もう二度と天文に関わるな。

資料の在処を明かして、

その手で全て燃やせ。

 

そしたら、人生をやりなおせると。

 

子ども思いの一面を見せたノヴァクだからこそ、

拷問でなく、

回避する方法を教えたんだと思います。

 

 

昨夜、覚悟を決めたように

思えたラファウであったが、

独りこれまでを振り返ると、

後悔の念が生まれてくる。

 

しかし、小窓から漏れてくる月明りを見ると、

以前見た空より、ハッキリと宇宙が

よく見えるように感じていた。

「こんなに、美しかったのか・・・」

 

迷いがあったラファウでしたが、

自分自身ではっきり感じたことで、

どうすべきか、

迷いが吹っ切れたんだと思います。

 

 

そして裁判当日、ラファウは

地動説を信じていることを宣言します。

 

 

牢獄へ戻ると、ノヴァクはラファウへ問うた。

「なぜこんな台無しにした」

資料を焼かないほうが

地動説の為になると思ったという。

 

 

また、今回の選択は不正解だが、

不正解は無意味を意味しないともいう。

 

フベルトがラファウへ残したが思いが、

ここにも引き継がれていますね。

 

 

昨夜用意した毒を、拷問前日に与えられた

ワインの中に仕込み、

ラファウは自殺を図ります。

 

ノヴァクはラファウの自殺を

行おうとしていることに対して、

大いに焦ります。

 

C教の教えには自殺することも、

反することだからです。

 

 

フベルトがくれた感動は今も消えない。

僕の命にかえてでも、この感動を生き残らす。

 

ノヴァクからするとそれは正気じゃない。

訳もわからん物に熱中して命すら投げる。

そんな状態を“狂気”と言うとは思わないのか!?

でも、そんなのを、“愛”とも言えそうです。

 

“愛”“狂気”受け取る側にとって、

どちらとも受け取れてしまいますね。

ラファウは宇宙を見ながら、

微笑んで神に召される。

 

それから遺体は磔にされ、

焼かれて、灰へ。

C教としては、このまでは立場がないので、

これができる最大限の事だったんでしょうね。

 

12歳のラファウは頭がいいだけではなく、

ハートの部分も人並み以上ですね。

これだけの覚悟はできるなんて。

 

時は経ち、10年後

フベルトの残したペンダントを持った男と、

剣で脅す男が、地動説の研究資料が詰まった

箱を開きます。

その中には、「ziemia」“地”

書かれた手紙が。

 

主人公が亡くなってから、

次巻へ続く展開とは、

次が気になります。

 

それから、

「ziemia」はポーランド語だったんですね。

余談ですが先日、

ebayでサプリメント購入した先が、

ポーランドだったので、

なんとなく縁を感じてしまう漫画でした。

 

 

 

チ。―地球の運動について―(第1集)1巻|感想!!

 

チ。―地球の運動について、

第1集(1巻)から第2集(2巻)と

読み進めることをオススメしたい漫画です。

個人的にこれまで手に取ってこなかった題材なので、

気難しい内容なのかと思っていましたが、新鮮でした。

生きていく中で大事にすべきものが

この漫画から教えられました。

チ。―地球の運動について、第1集(1巻)から

心理描写が際立っていると思えました。

考えることのできる自由があるはずなのに

それが難しく、主人公が入っている牢屋から

抜け出すことがラストには命をなくすことになる、

そんなストーリー展開を想像もしていませんでした。

でも、漫画本の表示のイラストをチェックしていれば、

そのサインがしっかり模写されていることに後々気づけました。

 

 

 

 

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マンガ大賞2021 2位の作品です。

 

 

魚豊(うおと) 先生の漫画

チ。―地球の運動について―(第2集)

という漫画をご紹介します。

 

漫画名 チ。―地球の運動について―(第2集) 2巻
作者 魚豊(うおと)
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第1集 第3集

 

 

チ。―地球の運動について―(第2集)2巻|漫画ネタバレ 感想!!

 

第5話

 

いつ見ても空の世界は、綺麗だ。

・・・なのに

 

我々の世界は、

なんで汚れているのですか?

 

地球が宇宙の中心だからだよ

 

中心部なら特別な感じで良い気が

最近の研究によって

その考え方は否定されている。

中心というのは底辺ということだよ。

地球の中心が

宇宙の一番底にあるからだ。

地球は位が低く穢れていて、

そこに住む人類は

無力で罪深いと

思い知らせる為だよ。

君の見上げる夜空が

いつも綺麗なのは

この穢れた大地から

見上げているからだよ。

 

天の世界は

崇高で

荘厳で

遼遠で

偉大で

下等な地球如きとは、

調和しない。

 

冒頭の会話から

地球に住む人類は、

罪深き、下級のものあり、

そんな世界に生きているって

考え方を植え付けて、

人をコントロールしている世界なんでしょうか。

 

今回の物語の主人公、オグジー

表紙にも描かれている臆病な人物。

それから相方の先輩、グラスさん

オグジーとグラスは代闘士(人殺し)、

決闘する人の代わりを務める仕事、

それを生業としてなんとか生きている。

 

決闘中に相手から命乞いされても

 

人を殺すなど罪深い!

本当は君もやりたくない筈だ!!

正直マジで

その通りなんですけど・・・

期待されても困ります。

仕事なので・・・

 

代闘士を仕事と割り切っているオグジーだが、

早く天国に行きたい

天国最高

早く行きたい

早く行きたい

と願うオグジーだった。

 

 

一方、グラスは

 

この世に“永遠”とか

“完璧”がないから

何も信頼できないと?

何も隠そう私も少し前まで

そう思っていたよ。

私は見つけてしまったのだ。

絶対の信頼をおける物をね。

コレが希望だ。

火星の観測記録

 

 

希望が火星の観測記録って???

 

底辺で生きていると思っている二人が、

この火星の観測記録から、

希望を探すことにどうつながるのか、

ここではなかなかイメージがつきませんが、

どんどん先を読んでみたくなりますね。

 

最後のシーンでは、フベルトのペンダントを

身に付けた異端者が

火刑の宣告を受けているところが・・・

 

 

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第6話

 

飲み屋で、

グラスは火星観測のきっかけを

オグジーに語った。

 

固定された星座の中を

“動く星”もあるのだ

 

動く星は“惑星”と呼ばれ、

あの天に六つ程あるのだと知った。

 

太陽もその一つで、

グラスが見つけたのは、

最も動きがわかりやすく、

炎のように赤く輝く“火星”

 

 

火星は円を描くように

星座を巡って動くではないか。

 

それもぶれずに逸れずに迷わずに

常に円の形に則った起動だ

まさに完璧!!

 

この地が汚れていて無秩序だ。

高貴にして完璧なる“天”には届きもしない。

しかし、これなら“完璧”

見ることはできるのではないか

 

この地球は完璧観測の特等席

そう考えると人も地球も捨てたもんじゃない。

グラスは希望が火星観測であると

 

 

その傍らで、話を聞いていたおじさんが

口をはさむ。

観測を始めた時期が悪かった。

じゃなきゃもっと前に

気づけたのに。

 

翌日、火星の動きが止まった。

毎日2年間動いていたのに。

数日後には、火星は明後日のほうに、曲がった。

この時、グラスの希望が消えてしまいます。

 

飲み屋で、口をはさんできた人、

彼もまた過去に、希望を求め、

そして諦めてしまった人だったんでしょうか。

 

希望が消えてしまったグラスは、

翌日から観測を行うことを止めた。

その日の彼らの業務は、

異端者の輸送警備が割り振られていた。

警備するのは、

フベルトのペンダントを身に付けていた異端者だった。

 

そして、輸送には

あのノヴァクも一緒だった。

 

 

第7話

 

オグジーとグラスは、

異端審問官から、

聖職者階級と異端者が同席するのは

好ましくないので、

別の馬車で同行すると。

輸送中は異端者とは

何を言われても無視しろ。

用心すように注意をされた。

 

しかし、異端者と言葉を

交わしてしまうことに。

 

そして、異端者は二人に問う。

 

現状のこのC教は

本当に君らを救うのか

そもそも彼らの言う天国など

本当に存在するのか?

 

人は悲劇を肥やしに、

時に新たな希望を生み出す。

C教の始まりは、希望を与えるため

だったでしょうか

それがいまや“絶望”となっている。

あるかもわからぬ天国に逃げているだけで。

 

絶望は、希望に転化し得るのに

なのに君らは絶望に目を塞ぎ、

誰かがくれた死後の保証つきの

人生を生きている。

そんな人間に希望など訪れない。

 

 

この言葉に、取り乱すグラス。

自分の心を揺さぶる何かがあったから

取り乱してしまったんではないでしょうか。

 

 

君自身が心の底では、

天国を信じ切れてないからだ。

人類は正面から向かうべきだ。

麗しの天国なぞ、

ないかもしれないということに。

 

だがこの地球は、

天国よりも美しいということに。

 

異端者はいう、

すべての証拠は

あの中腹に置かれた

石箱の中だと。

 

今夜、君達はこれから少しの間だけ、

恐らく人生で初めて、

自らの運命を変える挑戦権を得ている。

一生快適な自己否定に留まるか、

全てを捨てて自己肯定に賭けて出るか、

どちらを選ぶも自由だ。

 

さァ、どうする。

 

グラスはためらうことなく、

異端者の手縄を剣で切った。

 

 

地動説を今回は、底辺の地球から

地球は美しいものであると、

そこから地動説を導き、

証明する流れでしょうか。

 

火星観測を止めてしまった

グラスであったが、

これまで2年間観測を続けさせる

原動力となるものが

あったからこそ、

異端者の言葉が心に響き、

再び希望が見え、

なんのためらいものなく、

手縄を切ってしまたんでしょうね。

 

 

第8話

 

馬車ごと逃げ出したが、

ノヴァクの一発の矢で

それは防がれてしまう。

流石が元傭兵だっただけのことはあります。

 

オグジーはノヴァクにかなわないと

死を感じた。

アレをやるしか

と咄嗟にとった行動は、

「私の過ちです!」

「負けました!」

「俺が悪いです!」

「許してください!」

謝罪の連発だった!!

 

緊迫したシーンでしたが、

これは失笑ものです。

 

しかしノヴァクに許してもらえず、

剣で一刺し

ズサッ

 

刺されたのは、身代わりとなった

異端者だった。

歴史が君を必要としたからだ。

頼む。

 

と言い残し

ペンダントをオグジーに渡し

息を絶えた。

異端者の死に際も、

何故か満足そうにみえます。

 

二人はノヴァクらか逃げ切り、

石箱の在処へとたどり着く。

 

石箱の中に手紙があり、

もしこの発見のせいで

私が死んだとしても、

この発見のおかげで

私は幸福な命だったと

断言できる。

 

オグジーは異端者の

死に際の顔を思い出した。

 

オグジーが手に取った

別の手紙のタイトルには

「地」

 

ここから、彼らの視点に立った地動説の

証明が始まっていくのでしょうか。

 

文面の最後に、

「尚これより利益が生じた場合その一割を

ポトツキに贈与すること。

彼の協力は心強かった。住所は・・・」

 

ポトツキがどうかかわっていたのか、

この後わかるのでしょうか!?

いろいろ気になる作品で、

面白いですね。

 

 

 

 

第9話

 

オグジーは異端者から

渡されたペンダントを

気味悪がってポイっと捨てた。

 

グラスは手掛かりになると言って、

代わりに身に付けることにした。

 

グラスはこの石箱の中身を

見せるべき相手に

見せれば大手柄を

くれるやもしれんと考えた。

 

そしてグラスは以前に惑星の話を

尋ねた修道士

「バデーニ」のところへ行こうと提案した。

実はバデーニは、

思想上の禁忌を犯し、

田舎村へ左遷されていたそうです。

思想上の禁忌って、

地動説のことでしょうか。

 

 

オグジーは今後のことを

自分で決めることができないので、

グラスさんに決めてもらうように

選択を委ねた。

 

混乱しているのか、

自分自身がないのか、

オグジーは頼りがいがない感じがします。

 

目を負傷してしまったグラスは

代わりにオグジーに北極星を見てくれないか

依頼をすると、

空を見るのが怖くて、

見ることが出来ないという。

 

それは神父様に、

夜空が綺麗なのは、

汚れた底辺の地球から

見上げてるからだと

教わったのが理由だった。

 

でもそんなオグジーは、

以前は空が好きだった。

 

オグジーはある日、

C教の教えを純粋に受け止めた

その純粋さの現れが、

ちょっと頼りなく感じてしまうのでしょうか。

言い方を変えれば、

洗脳されてしまっている状態でしょうか。

 

 

グラスは家族を失ってしまってから、

この世に希望を感じる心も失ってしまっていた。

 

しかしながら、愛しい家族と

出会えたのもこの世、

だから家族と過ごしたこの世を

否定したくない。

希望を持ち続けるために、

火星観測を継続していたのでしょうね。

 

でもやっぱり、オグジーは

この世を諦めてしまっていて、

希望は天国にしかないと思ている。

 

翌日、もうすぐ村にたどり着くところで、

グラスはこの先はオグジーが

選択するように言う。

一つは、村に着いたら

今回の経緯と石箱のことを

C教に通報すること。

そうすれば、街に戻れるかもしれないし

君は天国へ近付く。

 

二つ目は・・・

橋が崩れ落ち、

グラスは川へ落ちそうになるところ、

オグジーが助けようと試みます。

そんな状況の中、

二つ目は

一つ目を全部無視して、

この世界に期待することだ。

再び、その眼で空を見てくれ。

私が死んでもこの世は続く。

だったらそこに何かを託せる。

それが 喪失まみれのこの世界から生まれた

ある種の、希望だ。

グラスはオグジーに託した。

グラスは川へ・・・

グラスもまた、満足そうな表情を

後にして、落ちていった。

 

 

オグジーは異端者の死に際の顔、

今度は、身近にいたグラスの最後の顔を

見て、心に突き刺さる何かを

感じたのではないでしょうか。

 

 

第10話

 

表紙に描かれている金髪の眼帯の男性、

これがバデーニさんですね。

4桁の掛け算を即答するバデーニさん、

頭が良い人だと、

すぐにわかりますね。

 

田舎村に来る前のバデーニさんは

修道院にいた。

その修道院に入る条件は

3校以上の上級大学から推薦されている物のみ

となっていて、いわゆる選ばれし集団だ。

 

そんな中でも、バデーニは

圧倒的に勉強ができ、

規定を超えた勉強を行ったがために、

懲罰を受けるとういう理不尽さ。

 

何故、バデーニは懲罰を受けながらも、

規定以上に勉強をする理由は、

 

私がずっと待っている、

私を特別にする瞬間。

私を偉大にする瞬間。

私が歴史を動かす瞬間。

 

これに備えるためだそです。

懲罰を受けながらって、

バデーニさんは少しМっ気もあるのでしょうか。

 

何故、惑星は、後ろへ戻ったりするのですか?

神が、設計を間違えたことになる。

 

天動説が正とするならってことでしょうね。

バデーニも天動説には無理があると、

既に気が付いているんでしょう。

 

 

ある日、修道院長の窓際にある禁書が

目にとまる。

しかも“宇宙に関する禁忌”

その現場を修道院長に見つかると、

その本を開いたら、

取り押さえるという言葉を無視して、

バデーニは禁書を開いた。

 

すぐに取り押さえられたバデーニは

右目を焼かれた。

左遷させられた。

 

田舎村でここには何もない。

私の人生を、特別にする瞬間など訪れ・・・

と物思いにふけていると

そこへ客人として

現れたのがオグジーだった。

 

燻っているバデーニところへ、

いいタイミングでやって来たオグジー。

 

しかし、オグジーは観測のことは全く分かっていない上で、

秀才バデーニにどのように伝えるのか、。

これからの展開も期待できますね。

 

 

第11話

 

バデーニに対面したオグジーは

いきなり拒絶されてしまう。

人の血の臭いだな、

悪いが聖職者階級だ

このまま一定距離を保つようにと。

 

君の情報は、

私の人世を大きく変えると言えるのか?

C教に少し問題かもしれないので・・・

このフレーズが効いたのか、

バデーニは聞く耳をもったところで、

で、内容は?

“わ、わかりません”

“は?”

 

相手は秀才で、片や字もあまり読めない、

観測のことを何も理解していないオグジーですもの

そりゃあ、そうなりますよね。

 

 

内容がわからない?

じゃあ何故、見せよともわからない。

人に頼まれてやってきたので、

何も内容もわからないと答えるオグジー。

凡人ならここでただの冷やかしかと、

人払いするところでしょうね。

 

 

バデーニはオグジーが手にしていた

火星の観察記録を取り上げて見ると

何故、逆行の続きがないか、

ここからが重要な事実だぞと。

 

グラスが火星が逆行したことで、

絶望を感じ、観測を止めてしまったが、

バデーニはそれは当たり前だと答える。

惑星の名前の由来は、

“惑う人”からきていて、

軌道は惑うに決まっている。

 

それも知らないで、何のために、

こんな精密な記録を取っていたんだと

当然、オグジーは

“わかりません”

 

  シーン  

“もういい”

 

となりますね。

オグジーは素直に

受け答えしているだけので、

余計にこのやり取りは

クスって笑ってしまいます。

 

時間の無駄だと、

オグジーを追っ払おうとしたが、

その傲慢な態度のままでは、

“特別”などになれん。と感じ、

その情報を見てやること決めました。

 

 

ただし、条件として

火星の観測記録の続きを

記録することを提示された。

 

オグジーは空を見上げることに

恐怖心があった。

 

しかしながら、これまでの人生で

たった二人、彼らだけが、

死ぬ、その瞬間、

満足そうな、顔をしていた・・・

 

その場面を思い返したオグジーの

脳裏に言葉が走った。

絶望は希望に転化し得るのだ。

この世界に期待することだ。

それから、空を見上げることが出来た。

 

約束を果たし、

石箱の中身をみたバデーニは、

“宇宙が変わるぞ”

 

 

二人の死の瞬間が

C教に洗脳されていたオグジーを

解放したのかなあ。

いずれしても、オグジーもこれから

変化していくんでしょね。

バデーニはこれから

何を解き明かしてくれるのか

期待が膨らみます。

 

 

第12話

 

宇宙が変わる?

オロロロロロロロ

オエッ オォロロロ

今吐き出したのは、

くだらん常識と

積み上げた思い込みだ。

 

バデーニが嘔吐する

場面から始まる。

 

これまで既成概念を

枠を外す表現を嘔吐することで

示すとはなかなかですね。

このこと自体も、

枠を外した感がします。

 

オグジーはバデーニに

何が書かれていたのか尋ね、

端的に答えた。

“地球は動いていると

書いてある”

 

 

シーン

 

・・・いや。

今、全然動いていないですが。

・・・ああ。

だな。

このやり取り、面白いwww

 

 

まだ疑問は残るにせよ。

間違いにしては、

ここに書かれていることは

あまりにも・・・

合理的だ。

ラファウの意志が

継がれている感じがしますね。

 

バデーニが惑星の逆行について、

説明を始めます。

 

惑星は前にだけ進みながら、

逆行してたんだ。

 

地球が動けば、可能だ。

 

バデーニはオグジーに、

火星がなぜ逆行して見えたのか、

体験させながら、

説明を行った。

 

体験させられたことで、

オグジーにも地球が中心に

惑星が動いていることと、

太陽を中心に、地球も動いていることと

どちらが単純か、わかった。

 

あの天界は崇高で荘厳で

偉大で広大で

そして、

地球と調和していると。

 

この地球が、あの天界のように高貴かだ

 

オグジーは、天界のように

高貴かもしれないことを

聞かされたことで、

これまでの、空を見上げることへの

恐怖心が払拭された。

 

夜空を見上げることが出来た。

今日の空、なんか綺麗じゃないですか?

その“なんか”を

“絶対”にする方法が、

一つだけあるぞ。

“世界を、動かせ”

 

オグジーもまた地動説に

魅かれた一人となりましたね。

 

 

チ。―地球の運動について―(第2集)2巻|感想!!

 

第2集(2巻)では地動説をどう連動させるのか、

結びつきが気になりました。

第2集(2巻)では地動説がメインになるストーリー、

ちょっと気難しい場面も出てくるので、

何度も読み返してストーリーを

理解するイメージで読み進めました。

命をかけるということを通常なら

惜しいと思うのに、地動説はキレイです。

太陽を中心として惑星が回っているのが

当たり前、それをチ。―地球の運動では

覆してくれています。

天動説も知っているでしょうが、

私達の地球を中心に太陽なが回る学説もありますが、

そうした考えを異端思想としてしまう時代、

刑に処されてしまう時代、

そんな生きづらい時代に

生まれてしまう人々の生き方に

スポットが当てられていると個人的には思えました。

 

 

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